ネット風評被害とは?削除や法的措置などの対策方法を徹底解説

インターネット上で拡散される事実無根の情報は、企業の信用の失墜や売上の低下に直結する深刻な経営リスクです。
この問題はネット風評被害と呼ばれ、放置すると事業継続が困難になるケースも少なくありません。
被害を最小限に抑えるためには、悪質な書き込みの削除や法的措置だけでなく、検索結果の改善や予防策を含む多角的な対策が不可欠です。

本記事では、風評被害の基礎知識から、具体的な解決方法、専門家への相談先までを網羅的に解説します。

目次

そもそもネット風評被害とは?

ネット風評被害とは、インターネットを介して事実に基づかない情報や悪意のある評価が拡散され、個人や企業の社会的信用が毀損される事象を指します。
情報の拡散スピードが速く、一度広まると完全な削除が困難であるインターネットの特性上、被害は深刻化しやすい傾向にあります。

この被害は、ブランドイメージの低下や経済的損失に留まらず、従業員の士気低下や採用活動の難化など、企業経営の根幹を揺るがす問題に発展する可能性があります。

事実無根の書き込みで企業の信用が失われる被害のこと

風評被害とは、主にインターネット上に投稿される事実無根の悪評や否定的な口コミによって、企業の社会的評価やブランドイメージが不当に傷つけられる被害を指します。
具体的には、「あの商品は粗悪品だ」「あの会社はブラック企業だ」といった根拠のない情報が、個人のブログやSNS、掲示板などを通じて拡散されることで発生します。
これらの情報はたとえ嘘であっても、閲覧した消費者に誤った認識を与え、製品の不買やサービスの利用控えにつながるなど、直接的な経済的損失を引き起こす原因となります。

ネット風評被害が発生しやすいサイトの種類

ネット風評被害は、特に匿名性の高いプラットフォームで発生しやすい傾向があります。
代表的なものとして、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)に代表される匿名掲示板が挙げられます。
ここでは、身元を明かさずに自由な書き込みができるため、無責任で過激な投稿が生まれやすい環境です。

また、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSも、情報の拡散力が非常に強く、一度炎上すると瞬く間に悪評が広まる事例が後を絶ちません。
その他、企業の評判を扱う口コミサイトや個人のブログ、特定の情報をまとめたサイトなども、風評被害の発生源となり得ます。

企業経営に影響を及ぼす5つの重大なリスク

ネット風評被害が企業経営に与える影響は深刻で、主に5つのリスクが挙げられます。
第一に、顧客離れや不買運動による「売上の低下」です。
第二に、企業の悪評が就職希望者に伝わることによる「採用活動への悪影響」で、内定辞退や応募者の質の低下を招きます。

第三に、株主や投資家が不安を感じることによる「株価の下落」も考えられます。
第四のリスクは、取引先からの信用を失い、契約を打ち切られるなどの「取引関係の悪化」です。
最後に、従業員が自社に誇りを持てなくなり、モチベーションの低下や優秀な人材の「離職」につながるリスクも無視できません。

ネット上の悪質な書き込みを削除するための具体的な方法

インターネット上で自社に対する悪質な書き込みを発見した場合、被害の拡大を防ぐために迅速な削除対応が求められます。
その方法は、サイト運営者へ直接削除を依頼する比較的穏当な手段から、法的な根拠に基づいて削除を要請する方法、さらには裁判所の手続きを利用した強制力のある措置まで、段階的に存在します。

状況の緊急性や悪質性の度合いに応じて、これらの方法を適切に選択し、組み合わせて対応を進めることが重要です。
どの手段を取るべきか判断に迷う場合は、専門家への相談も有効な選択肢となります。

現場メモ:削除の優先順位は「燃えている場所」から

  • まず見る:検索結果1ページ目/サジェスト/SNS拡散の有無
  • 先に動く:拡散している投稿(SNS)>検索上位の悪評>掲示板の単発
  • 落とし穴:削除依頼だけで安心して、検索面(サジェスト・順位)を放置して再燃する
まずは状況整理
削除対応、最短ルートだけ先に決めませんか?

悪質投稿を見つけた直後は、削除依頼・法的手続き・検索印象の止血など選択肢が多く迷いがちです。
状況によって進める順番が変わるため、まずは取るべき手順を整理してから動くのが安全です。

※相談時は「問題投稿URL」「掲載媒体(掲示板/SNS/口コミ等)」「発生時期」があるとスムーズです。

サイトの問い合わせフォームから直接削除を依頼する

悪質な書き込みを削除するための第一歩は、その投稿が掲載されているウェブサイトの管理者に対し、問い合わせフォームなどを通じて直接削除を依頼する方法です。
多くのサイトでは、利用規約で誹謗中傷やプライバシー侵害にあたる投稿を禁止しています。
削除を依頼する際は、感情的にならず、どの投稿が利用規約のどの部分に違反しているのか、または名誉毀損や業務妨害といった権利侵害に該当するのかを、対象のURLを明記したうえで論理的かつ具体的に説明することが重要です。

この任意での依頼に応じてもらえれば、迅速かつ低コストで問題を解決できる可能性があります。

現場メモ:削除依頼は“感情”より“規約・権利侵害”

  • 書くべき3点:URL/違反箇所(引用)/どの権利侵害か(名誉・信用・プライバシー等)
  • 避ける:脅し文句・感情的な非難(逆に燃料になる)
  • 落とし穴:電話だけで済ませて“記録”が残らない

プロバイダ責任制限法に基づく送信防止措置を要請する

サイト管理者への直接的な削除依頼が受け入れられない場合、次に検討するのがプロバイダ責任制限法に基づく送信防止措置の要請です。
この法律は、ネット上の権利侵害情報について、プロバイダ(サイト管理者やサーバー管理者など)が一定の要件を満たした場合に、法的な責任を負うことなく情報を削除できることを定めています。

この手続きを利用するには、権利が侵害されたことが明白であると主張する通知書を作成し、プロバイダに送付します。
プロバイダは通知を受け取ると、投稿者に対して意見照会を行い、反論がなければ削除に応じるのが一般的です。

現場メモ:送信防止措置は“証拠の見せ方”で通りやすさが変わる

  • ポイント:誰が見ても権利侵害が分かる「明白性」
  • 添付推奨:スクショ(URL/日時入り)+侵害箇所の明示
  • 落とし穴:通知書が曖昧で意見照会→長期化

裁判所に投稿記事削除の仮処分を申し立てる

サイト管理者への任意依頼や送信防止措置要請でも書き込みが削除されない場合、裁判所に対して投稿記事削除の仮処分を申し立てる法的手続きがあります。
これは、通常の裁判よりも迅速に判断が下される手続きで、権利侵害が継続し、回復困難な損害が生じる恐れがある場合に用いられます。

裁判所が権利侵害を認め、削除を命じる仮処分決定を出せば、サイト管理者はその決定に従い投稿を削除する義務を負います。
この方法は法的強制力を持つ強力な手段ですが、申立てには法律の専門知識が必要不可欠なため、弁護士への依頼が前提となります。

書き込み相手を特定し責任を追及する法的措置

ネット上の悪質な書き込みは、削除するだけでは根本的な解決に至らない場合があります。
特に、繰り返し誹謗中傷を行う相手に対しては、投稿者を特定し、法的な責任を追及することが再発防止の観点から重要です。
このプロセスは、発信者情報開示請求によって投稿者の身元を割り出し、その上で損害賠償請求や刑事告訴といった措置を講じる流れで進みます。

一連の手続きは法律に関する高度な専門知識を要するため、インターネット問題に精通した弁護士への相談が不可欠です。

現場メモ:特定は“勝てる見込み”を見てから

  • 判断軸:相手の悪質性/再発リスク/回収見込み(費用倒れ防止)
  • 落とし穴:特定できても相手に資力がなく回収できない

【STEP1】発信者情報開示請求で投稿者を特定する

悪質な投稿者の責任を追及するには、まずその人物が誰であるかを特定する必要があります。
このために行われるのが、プロバイダ責任制限法に基づく「発信者情報開示請求」です。
従来は、まず投稿がなされたサイトの管理者(コンテンツプロバイダ)にIPアドレスの開示を求め、次にそのIPアドレスから判明した経由プロバイダ(携帯キャリアやネット回線事業者)に対して契約者情報の開示を求める、という二段階の裁判手続きが必要でした。

しかし、2022年10月に施行された改正法により、これらの一連の手続きを一度に行える新たな裁判手続きが創設され、被害者の負担が軽減されています。

【STEP2】特定した投稿者に対して損害賠償を請求する

発信者情報開示請求によって投稿者の氏名や住所が特定できた場合、その人物に対して民事上の損害賠償を請求できます。
風評被害によって生じた売上減少などの直接的な損害、ブランドイメージの低下に対する慰謝料、さらには弁護士費用や調査費用といった対策にかかった費用を請求の対象とすることが可能です。
まずは内容証明郵便を送付して交渉を開始し、相手が支払いに応じない場合は、民事訴訟を提起して裁判所での解決を図ります。

訴訟を通じて、企業の受けた損害が法的に認められることで、金銭的な補償を得ることを目指します。

【STEP3】名誉毀損罪や信用毀損罪での刑事告訴を検討する

書き込みの内容が特に悪質で、犯罪に該当すると考えられる場合には、民事上の責任追及とは別に、刑事責任を問うための刑事告訴も選択肢となります。
具体的には、公然と事実を摘示して人の社会的評価を低下させる「名誉毀損罪」や、虚偽の情報を流布して企業の信用を傷つける「信用毀損罪」、威力を用いて業務を妨害する「威力業務妨害罪」などが該当し得ます。

警察署に告訴状を提出し、受理されれば捜査が開始されます。
ただし、民事不介入の原則から警察が捜査に動くハードルは高く、確実に受理させるためには証拠を揃え、弁護士と相談しながら進めることが肝要です。

検索結果の印象を改善する風評被害対策

悪質な書き込みの削除や投稿者の特定といった直接的な攻撃への対処と並行して、検索エンジン経由で企業情報に触れる潜在顧客や取引先、求職者からの印象を守るための対策も極めて重要です。
具体的には、自社の社名や商品名で検索した際に表示される検索結果全体をコントロールし、ネガティブな情報が目立たないようにすることで、ブランドイメージの低下を防ぎます。
これは、炎上を鎮めるだけでなく、中長期的な視点で企業の信頼性を維持・向上させるための守りの施策と位置付けられます。

現場メモ:検索面は“止血”として同時進行が基本

  • 狙い:悪評を「見えにくく」して、問い合わせ・採用への影響を止める
  • 落とし穴:削除/法的だけで数ヶ月放置→検索面でダメージが残る
検索面の止血
検索結果とサジェスト、今の見え方を確認しませんか?

削除や法的措置には時間がかかることも多く、その間に検索結果での印象悪化が進むケースがあります。
被害拡大を止めるには、検索結果とサジェストの“止血”を同時に進めるのが現実的です。

※「社名/サービス名」「ネガワード(例:ブラック/詐欺 等)」が分かると、優先度の整理ができます。

悪評記事の検索順位を下げる逆SEO対策

逆SEO(リバースSEO)とは、特定のキーワードで検索した際に表示されるネガティブなサイトの検索順位を相対的に引き下げる施策のことです。
これは、ネガティブなサイトを直接攻撃するのではなく、自社で管理できる公式サイトやオウンドメディア、公式SNSアカウント、あるいは好意的な第三者によるメディア記事などの、ポジティブまたは中立的な情報を持つページのSEO評価を高めることで実現します。
これらの質の高いコンテンツを検索結果の上位に表示させることで、悪評記事がユーザーの目に触れる機会を減らし、検索結果全体の印象を改善する効果が期待できます。

継続的な情報発信が鍵となります。

ネガティブな検索候補を非表示にするサジェスト対策

サジェスト対策は、検索エンジンの検索窓に社名などを入力した際に自動で表示される「ブラック」「評判悪い」といったネガティブな関連キーワード(サジェスト)への対策です。
これらのキーワードは、たとえ事実無根であってもユーザーに悪い先入観を与え、ブランドイメージを大きく損ないます。
対策としては、Googleなどの検索エンジンに対し、プライバシーの侵害や名誉毀損にあたるとして削除を申請する方法があります。

申請フォームから具体的な理由を添えて送信しますが、必ずしも承認されるとは限りません。
より確実に非表示にしたい場合は、専門的なノウハウを持つ対策業者への依頼も検討されます。

風評被害の発生と拡大を未然に防ぐための予防策

風評被害への対応は、問題が発生した後の事後対応だけでなく、そもそも被害を発生させない、あるいは発生しても拡大させないための予防策が極めて重要です。
日頃から社内にリスク管理体制を構築し、従業員のITリテラシーを高めておくことで、炎上の火種が生まれる可能性を低減させることができます。

具体的には、ネット上の自社に関する言及を常時監視する仕組みの導入や、従業員の情報発信に関する明確なルール作り、そして継続的な社内教育などが挙げられます。
これらの地道な取り組みが、企業のレピュテーションを守る強固な基盤となります。

現場メモ:予防は“監視→ルール→教育”の順で回る

  • 最初に効く:監視とアラート(早期発見)
  • 次に効く:SNSポリシー(火種の抑制)
  • 落とし穴:ルールを作って終わり(教育がなく形骸化)

ネット上の投稿を常時監視するモニタリング体制を構築する

風評被害の予防と早期対応の基本は、インターネット上で自社について何が語られているかを常に把握しておくことです。
そのためには、掲示板、SNS、ブログ、ニュースサイトなどを網羅的に監視するモニタリング体制の構築が不可欠です。
手動での検索には限界があるため、特定のキーワードを含む投稿を自動で収集・通知する専門の監視ツールを導入したり、24時間365日体制で監視を行う専門業者に委託したりする方法が有効です。

これにより、ネガティブな投稿や炎上の兆候を早期に発見し、情報が拡散する前に迅速な初期対応をとることが可能になります。

従業員向けのソーシャルメディアポリシーを策定し周知する

従業員の個人的なSNS利用が、意図せず企業の信用を損なう情報漏洩や炎上の引き金になるケースは少なくありません。
こうしたリスクを管理するため、企業としてソーシャルメディアの利用に関する明確な指針、すなわち「ソーシャルメディアポリシー」を策定し、全従業員に周知徹底させることが重要です。
ポリシーには、業務に関する情報や機密情報の発信禁止、他者を誹謗中傷しないといった基本的なルールのほか、企業の代表の一員としての自覚を持つべきことなどを明記します。

これにより、従業員の不用意な投稿を防ぎ、内部からのリスク発生を抑制します。

情報リテラシー向上のための社内研修を定期的に実施する

ソーシャルメディアポリシーを策定するだけでなく、その内容を従業員が正しく理解し、実践できるようにするための教育も不可欠です。
インターネットの特性や情報拡散のメカニズム、過去の炎上事例、個人情報保護の重要性などをテーマにした社内研修を定期的に実施することが効果的です。

研修を通じて、従業員一人ひとりが情報発信に伴うリスクを自分事として捉え、ネット社会における責任ある行動とは何かを考える機会を提供します。
組織全体の情報リテラシーが向上することで、風評被害につながる軽率な行動を未然に防ぐ企業文化が醸成されます。

風評被害の対策はどこに相談すればいい?専門家の選び方

ネット風評被害への対応は、法律知識やWeb技術など多岐にわたる専門性が要求されるため、自社のみで完結させることは困難な場合がほとんどです。
問題解決を迅速かつ効果的に進めるためには、被害の状況や目的に応じて適切な専門家へ相談することが賢明な判断と言えます。
法的な措置を講じるべきか、あるいは技術的な対策を優先すべきかによって、頼るべきパートナーは異なります。

ここでは、それぞれの専門家の役割と、信頼できる相談先を見極めるためのポイントについて解説します。

風評被害の対策は、削除や法的措置だけでなく、検索結果の印象改善や再発防止まで含めて考える必要があります。
そのため「いま最優先で止めるべき被害は何か」を整理してから動くと、遠回りや費用倒れを防げます。
まずは状況を棚卸しし、目的に合う進め方を確認しましょう。

削除請求や法的措置なら弁護士に相談する

ウェブサイトへの投稿削除請求、発信者情報開示請求、特定した相手への損害賠償請求、さらには刑事告訴といった法的な手続きを要する対応は、法律の専門家である弁護士の独占業務です。
特に、裁判手続きが必要となる仮処分の申し立てや訴訟は、弁護士でなければ代理人として進めることができません。
風評被害対策を弁護士に相談する際は、一般的な法律知識だけでなく、プロバイダ責任制限法などの関連法規やIT技術に精通している、インターネット問題の取り扱い実績が豊富な事務所を選ぶことが、スムーズな問題解決の鍵となります。

逆SEOや監視体制の構築は専門対策業者へ依頼する

検索結果の印象改善を目的とした逆SEO対策や、ネガティブなサジェストの非表示化、あるいは24時間体制でのネット監視(モニタリング)といった施策は、高度なWebマーケティングの知見や技術的なノウハウを要します。
これらの分野は、専門の対策業者が得意とするところです。
専門業者は、最新の検索エンジンアルゴリズムに関する知識や、炎上を早期に検知するための監視ツール、効果的なコンテンツ作成のノウハウを保有しています。

法的措置とは異なるアプローチで、中長期的に企業のブランドイメージを守りたい場合に頼りになる存在です。

信頼できる相談先を見極めるための3つの選定ポイント

弁護士や専門業者を選ぶ際には、信頼できる相談先かどうかを慎重に見極める必要があります。
第一のポイントは「実績と専門性」です。
自社が直面している問題と同様のケースを解決した実績が豊富にあるか、ウェブサイトなどで具体的な事例が公開されているかを確認します。

第二に「料金体系の明確さ」が挙げられます。
着手金や成功報酬、月額費用などが事前に分かりやすく提示され、契約内容について丁寧に説明してくれるかどうかが重要です。
第三のポイントは「対策内容の合法性と透明性」です。
特に逆SEOなどでは、検索エンジンの規約に違反する手法を用いる悪質な業者も存在するため、合法的な手段で誠実に対応してくれるかを確認することが不可欠です。

ネット風評被害に関するよくある質問

ネット風評被害の対策を具体的に検討し始めると、費用感や相談先、自社で対応する際の注意点など、さまざまな実務的な疑問が生じます。
特に、これまで風評被害対策に取り組んだ経験がない企業の担当者にとっては、何から手をつけるべきか、どの程度のコストを見込むべきかなど、判断が難しい点も多いでしょう。
ここでは、多くの企業が抱く共通の疑問点を取り上げ、それぞれの質問に対して簡潔に回答します。
これにより、対策への第一歩を踏出すための具体的な見通しを立てる一助となります。

風評被害対策を弁護士や業者に依頼した場合の費用相場は?

対策内容により大きく異なります。
サイト投稿の削除依頼で着手金5〜10万円、成功報酬10〜20万円程度が目安です。
投稿者を特定する発信者情報開示請求は、裁判手続きを伴うため着手金・報酬金合わせて50万〜100万円程度かかることもあります。

逆SEO対策や監視サービスは月額制が多く、数万〜数十万円が相場です。
いずれも個別見積もりとなるため、複数の専門家に相談して比較検討することが推奨されます。

ネットの風評被害について警察に相談すれば解決できますか?

限定的です。
脅迫やストーカー行為など、個人の生命や身体に危険が及ぶ緊急性の高いケースでは警察も対応します。
しかし、単なる悪口や評判の低下といった問題に対しては、民事不介入の原則から、直接的な削除や犯人特定の捜査は行わないのが基本です。

刑事事件として捜査を求めるには、名誉毀損罪や信用毀損罪などで被害届や告訴状を提出し、警察に受理してもらう必要があります。

自分で削除依頼をする際に注意すべきことはありますか?

感情的な文章は避け、サイトの利用規約違反や権利侵害の事実を客観的かつ具体的に示すことが重要です。
削除を求める投稿のURLやスクリーンショット、どの部分がどのような権利を侵害しているのかを明確に記載してください。

また、サイト管理者とのやり取りは、後の法的手続きの証拠となる可能性があるため、メールなどで記録を残すことが賢明です。
相手を過度に刺激し、炎上を拡大させないよう慎重な対応が求められます。

まとめ

ネット風評被害は、企業の信用や売上に直接的な打撃を与えるだけでなく、採用活動や従業員の士気にも悪影響を及ぼす深刻な経営リスクです。
この問題に対処するためには、悪質な投稿を削除し、投稿者を特定して法的責任を追及するといった「攻撃的」な対策と、逆SEOや監視体制の構築といった「防御的」な対策を組み合わせることが不可欠です。
これらの対応には高度な専門知識が求められるため、被害の状況に応じて弁護士や専門対策業者といった外部の専門家と連携し、迅速かつ適切な措置を講じることが、被害の最小化と企業の持続的な成長につながります。

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この記事を書いた人

ネット評判向上ラボは、企業や個人のブランド価値を守るための「誹謗中傷・風評被害対策」の専門メディアです。
検索サジェストのクリーンアップから、ネガティブサイトへの対応、検索結果の印象改善まで、最新のアルゴリズムに基づいた解決策を提案しています。
本記事は、実務経験豊富なコンサルタントによる監修のもと、法的・技術的観点から信頼性の高い情報をお届けしています。

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