採用企業のサジェスト対策|ネガティブな表示を消す方法と会社の評判を守るやり方

「社名を検索するとネガティブな言葉が出てしまう」「採用候補者が検索したときの印象が気になる」——そんなご相談が増えています。

サジェスト汚染の何が厄介かというと、被害が「見えない」ことです。応募が来ない理由、商談が前に進まない理由は、サジェストの画面には書いてありません。でも、検索した相手の頭の中には、ちゃんと残っています。求職者だけでなく、取引先や金融機関が入社・契約の前に社名検索をするのも、いまは珍しくありません。サジェストが「第一印象」を決めてしまう場面は、確実に増えています。

特に採用活動中の企業、来店型ビジネス、士業・クリニック・不動産・教育サービスなどは影響を受けやすい業種です。見込み客や求職者が比較検討の段階で社名検索をする習慣がある以上、検索画面の見え方を整えることは、営業・採用の両面でじわじわと効いてきます。

この記事では、ネガティブなサジェストが出る仕組み、自社でできる対策の手順、専門家への相談が必要になるタイミング、そして採用ブランディングに転換するやり方まで、順を追って解説します。

この記事でわかること
  • サジェスト汚染が採用・営業・既存社員に与える3つのリスク
  • サジェストが表示される仕組みとGoogleとYahoo!の違い
  • 自社でできる3ステップ対策と、やってはいけない初動の失敗
  • 専門会社・弁護士への依頼が必要になる判断基準
  • 守りから攻めへ転換する採用ブランディングの方法

「企業名 ブラック」のサジェストへの対策については、「企業名 ブラック」サジェストの原因と対策で詳しく解説しています。

目次

採用活動に悪影響?サジェスト汚染が引き起こす3つのリスク

「ブラック」「最悪」「やばい」——企業名を検索したときに、こういった言葉が候補に並んでいる状態をサジェスト汚染と呼びます。

求職者の多くは、応募前や選考の途中で企業名を検索します。採用担当者が面接でどれだけ丁寧に対応しても、それより先に検索画面の印象が届いてしまうことがあります。「まずネットで調べよう」が当たり前になっている以上、検索候補に何が出るかは採用の入口を左右します。

「気づかずに放置した結果、応募数が前年比で大幅に減った」というご相談は珍しくありません。サジェストは端末・タイミング・ブラウザによって見え方が変わるため、担当者本人の画面には出ていないのに、求職者には出ている——というケースがあります。まずシークレットモードで確認してみてください。

以下では、具体的に何が起きるかを見ていきます。

リスク1:応募者数の減少と優秀な人材の離脱

社名を入力した瞬間に「やばい」「ブラック」が出てくると、求職者は企業のページを開く前に止まることがあります。

問題は、この離脱が採用データに出てこない点です。「応募しなかった理由」はアンケートに書かれません。だから採用担当者は、応募が減ったことは分かっても、なぜ減ったのかが分からない。出会えたはずの候補者が、検索の入口でひっそりといなくなっています。

リスク2:内定辞退率の増加による採用コストの増大

内定を出した後でも、まだリスクは続きます。内定者は承諾を決める直前に、もう一度会社を調べ直すことが多い。そこでネガティブなサジェストを見てしまうと、気持ちが揺らいで辞退につながることがあります。

広告費・面接の人件費・選考管理のコストをかけた後の辞退は、再募集の費用まで含めると二重の痛手です。しかも、辞退の理由をそのまま話してくれる人はほとんどいません。

リスク3:既存社員のモチベーション低下と離職リスク

これは求職者だけの問題ではありません。自社名を検索した既存社員が、「世間からこう見られていたのか」と知ったとき、会社への誇りが揺らぐことがあります。

入社したばかりの社員や内定承諾したばかりの方にとっては特にきつい。「自分が選んだ会社がこう見られている」という事実は、転職を意識し始めるきっかけになることがあります。採用だけでなく、定着率にも影響してくる話です。

そもそもサジェストとは?ネガティブな候補が表示される仕組み

対策を動かす前に、仕組みを一度整理しておくことをおすすめします。

「とにかく消したい」と焦って動くと、費用をかけた対策が空振りになったり、気づかずにガイドライン違反の手法を選んでしまうことがあります。現状を把握してから動くのは、遠回りに見えて実は早いです。

サジェスト対策の基本的なやり方については、サジェスト対策とは?Googleでのやり方、費用、おすすめ会社を解説もあわせてご確認ください。

検索エンジンのサジェスト機能が表示される基本的な仕組み

サジェストは、ユーザーがキーワードを入力したときに「関連する候補」を自動で表示する機能です。何を表示するかは主に「他のユーザーがどれだけその組み合わせで検索しているか」で決まります。関連性・トレンド・個人の検索履歴なども影響しますが、核心は検索ボリュームです。

つまり、事実でなくても、多くの人が検索すれば候補に上がってきます。逆に、その検索需要が下がるか、検索エンジン側が除外しない限り、放っておいても消えません。

インターネット上の誹謗中傷や権利侵害に関する公的な相談窓口については、法務省の人権相談窓口も参考になります。

GoogleとYahoo!におけるサジェスト機能の特性と違い

Googleは個人の検索履歴・位置情報・閲覧履歴など、パーソナライズの影響が比較的強い。Yahoo!は、より広いユーザー層のトレンドが反映されやすい傾向があります。

「自分の画面に出ていないから大丈夫」とはならないのが、サジェストの厄介なところです。端末・ログイン状態・ブラウザで見え方が変わるため、シークレットモード・別端末・別ブラウザで確認するのが基本です。GoogleとYahoo!で状況が異なることもあるため、両方をチェックしてから判断してください。

編集部 編集部

サジェストは「検索回数の多さ」で表示されるため、削除申請だけで対応できるケースは限られています。申請が通るかどうかは掲載内容・権利侵害の有無・検索エンジン側の判断次第で、「申請したのに消えなかった」という声は少なくありません。その場合は、検索上の見え方を整える別のアプローチも選択肢に入ってきます。 → 採用を阻むサジェスト汚染とは?原因から具体的な対策・費用まで解説もあわせてご覧ください。

【自社でできる】ネガティブなサジェストを非表示にする3ステップ

まずは自社でできることから動く、というのが現実的な順番です。ただ、放置しても自然に解消することはほぼなく、長引くケースも珍しくありません。動いても変化が出なければ、専門家への相談を考えてください。

ステップ1:現状把握のために自社のサジェストキーワードを調査する

まず自分の目で確かめることから始めます。会社名・サービス名・代表者名を検索エンジンに入力して、何が出てくるかをリストアップしてみてください。

このとき普段使いのブラウザは使わず、シークレットモードで確認するのがポイントです。個人の検索履歴が混ざると、一般のユーザーが見ている状態と差が出ます。Google・Yahoo!の両方を確認して、「関連ワード」「他の人はこちらも検索」なども記録しておくと、後で優先順位を整理しやすくなります。

ステップ2:GoogleやYahoo!にネガティブなキーワードの削除を申請する

表示されているキーワードが名誉毀損やプライバシー侵害にあたる可能性がある場合は、検索エンジンに削除を申請できます。GoogleとYahoo!にはそれぞれ申請フォームがあります。

ただ、申請が通る基準はかなり厳しいです。「評判が悪い」という理由だけでは通らず、明確な権利侵害が認められないと難しいのが実態です。申請はひとつの手段であって、それだけで状況が変わるとは限らない——その前提で動くことが大事です。

「申請したのに消えなかった」という場合の次の選択肢については、悪い口コミの削除申請ガイド|消えない場合の対処法と営業・採用への影響まで解説も参考にしてください。

ステップ3:採用サイトやSNSでポジティブな情報を継続的に発信する

ネガティブなサジェストを相対的に押し下げるには、ポジティブな情報を地道に積み上げていく方法があります。採用サイト・オウンドメディア・公式SNSなどを通じて、働く環境の魅力・社員の声・福利厚生・社会貢献活動といった情報を発信し続けることで、「社名 働きがい」のようなキーワードで検索される機会が増えていきます。

ただ、効果が出るまでに時間がかかるのは正直なところです。すぐ変わることを期待すると、早々に諦めてしまいます。サジェストにポジティブワードを表示させる方法については、サジェストにポジティブワードを表示させる方法|仕組みと実践手順を解説で詳しく紹介しています。

ご相談を受ける会社でよくある失敗は、ネガティブな表示だけを消そうとして、自社が発信すべき情報を整えないままにしてしまうことです。検索結果に古い情報や第三者サイトばかりが並んでいる場合、公式情報・実績ページ・採用ページを整備することも、対策の土台になります。

【自社対策でやってはいけないこと】 「クリックを人工的に増やすツール」や「不自然なリンク操作でサジェストを制御する」という手法は、検索エンジンのガイドラインに触れる可能性があります。ペナルティを受けると検索順位が大幅に下がることもあるため、コンテンツを地道に発信する正攻法が結果的に安全です。「すぐ消せます」と謳う業者の手法は、契約前に必ず確認してください。

自社での対策が困難な場合に検討すべき専門家への依頼

削除申請も情報発信もやってみたけど変わらない——そういう段階に来たら、専門家の力を借りることを検討するタイミングです。特に、ネガティブなキーワードの検索数が多い場合や、複数のキーワードが同時に問題になっている場合、あるいは法的な判断が必要なケースでは、自社だけで動き続けるのは非効率になりやすいです。

【専門家への相談を判断するタイミング】 たとえば、削除申請を出してみたけど却下された、あるいは何の返答もなかった——そういう段階に来ている方は、自社対応だけでは限界に来ていることが多いです。複数のキーワードが同時に出ていて「どこから手をつければいいか分からない」という状態も同じです。採用の応募数が目に見えて減っている、問い合わせが来なくなってきた、というように実際のビジネスに影響が出ているなら、なおさら早めに動いたほうがいいでしょう。投稿の内容によっては法的な判断が必要になるケースもあり、そのあたりは自社だけで判断するより専門家の目を通した方が確実です。

法的措置も視野に入れるなら弁護士への相談が有効

表示されているキーワードが事実無根の誹謗中傷や名誉毀損にあたる可能性がある場合は、弁護士への相談が選択肢になります。プロバイダへの発信者情報開示請求や、裁判所を通じた仮処分申請など、法的な手続きを動かせるのは弁護士だけです。

ただし、コストと時間がかかること、また希望通りの結果が出るとは限らないことも頭に入れておいてください。費用対効果を踏まえたうえで判断することになります。

専門的なノウハウで根本解決を目指すなら対策会社への依頼が選択肢になる

サジェストの仕組みに詳しい専門会社は、ポジティブな情報発信で検索エンジンの評価を高め、ネガティブなキーワードの表示状況を変えていく「逆SEO」を主な手法として使います。削除申請のサポートや、再発防止を見据えた情報設計まで手がける会社もあります。

ただし実力・手法・料金は業者によってかなり違います。次のセクションで「失敗しない選び方」を確認してみてください。

サジェスト表示対策の詳細は、サジェスト表示対策|Google・Yahoo!検索候補の改善についてはこちらもご参照ください。

失敗しない専門対策会社の選び方3つのポイント

業者選びを間違えると、時間とお金を使っても状況が変わらないどころか、悪化することがあります。契約前に確認すべきことを整理しておきます。

ポイント1:採用分野におけるサジェスト対策の実績が豊富か確認する

個人の誹謗中傷への対応と、企業の採用ブランディング支援では、必要なノウハウがまったく違います。「採用ターゲットにどう魅力を届けるか」という視点を持っているかどうか、具体的な事例を見せてもらいながら確認してみてください。実績の説明を避けたり、曖昧な答えしか返ってこない業者は注意が必要です。

ポイント2:対策内容と料金体系が明確に提示されているか見極める

「どんな手法で、どのキーワードを対策するのか」が契約前に明示されているかを確認してください。信頼できる業者はここを説明することを避けません。月額固定か成果報酬かなど料金の仕組みも、あらかじめ聞いておくのが安心です。「詳しくは契約後に」という業者とは距離を置いたほうがいいでしょう。

ポイント3:施策の具体的な内容と報告方法について説明があるか確かめる

どんなコンテンツをどこで発信するのか、スケジュール感はどうか——これが契約前に見えているかどうかも確認ポイントです。進捗や効果をどう報告してくれるかも聞いておくと、契約後の「聞いていなかった」を防げます。

守りから攻めへ!採用ブランディングを強化するサジェスト対策

サジェスト対策は、ネガティブなものを消すだけが目的ではありません。これを機に、自社の魅力を検索の場面で積極的に伝える「攻め」の採用ブランディングに転換することができます。

「働きやすい」「成長できる」など魅力的なキーワードを表示させる方法

「働きやすい」「成長できる」「福利厚生充実」といった自社の強みになるキーワードを洗い出して、それを盛り込んだコンテンツ(社員インタビュー・ブログ・プレスリリースなど)を採用サイトやオウンドメディアで発信し続けていきます。求職者がそのキーワードで検索する機会が増えると、サジェストの表示状況が少しずつ変わってきます。

時間がかかるのはたしかですが、続けることで「攻め」の状態を作れるのが、この施策のポイントです。

ポジティブなサジェストで採用競合と差別化を図る

社名を検索したときに「○○株式会社 働きがい」「○○株式会社 成長環境」が並んでいれば、検索の入口から好印象を作れます。競合他社がネガティブなサジェストに悩んでいる状況なら、その差は採用結果にも出てきます。

【採用ブランディングとサジェスト対策の接点】 採用サイトの充実・口コミサイトへの情報提供・SNS採用広報——こうした採用ブランディング全体を底上げすることが、サジェストの見え方を変えることにもつながります。「ネガティブワードを消す」ことだけを目指すのではなく、「社名で検索した人が最終的に何を見るか」という視点で、検索結果全体を設計していく発想が長期的には大切です。

採用企業のサジェスト対策に関するよくある質問

サジェスト対策にかかる費用の相場はどれくらいですか?

業者・対策内容・キーワードの状況によって変わります。月額固定か成果報酬か、キーワード数や難易度によっても幅があります。「安すぎる業者は手法が不透明なことがある」という話はよく耳にするので、サービス内容と費用のバランスは確認したほうがいいでしょう。

ネット評判向上ラボでは、1キーワードあたり30,000円(税別)を目安に、現状調査・優先順位整理・見積もりを行ったうえでご提案しています。まずは無料診断・お問い合わせでご相談ください。

ネガティブなサジェストはどれくらいの期間で変化しますか?

キーワードの検索頻度・競合状況・対策内容によって変わりますが、即座に変化するケースはほぼなく、一定の期間を要するのが実態です。検索数の多いキーワードほど時間がかかります。「すぐ消える」という前提では動かず、中長期で地道に取り組む方針で臨むのが現実的です。

自社で対策を行う場合、ペナルティを受ける可能性はありますか?

ガイドラインに反する手法を使うとペナルティのリスクがあります。クリック数を人工的に増やすツールなどはスパムと判定される可能性があり、検索順位が大幅に下がることもあります。コンテンツ発信を中心とした正攻法で進めるのが安全で、手法に不安がある場合は専門家に確認してから実施してください。

まとめ

採用における企業名のサジェストは、求職者が最初に受け取る「印象」を左右します。応募数の減少・内定辞退・既存社員の離職意識——この3つに影響する可能性があります。

まず自社でできる現状確認と情報発信から動き始め、それでも改善しなければ弁護士や専門対策会社への相談を検討してください。守りの対策と並行して、ポジティブな情報発信で攻めの採用ブランディングに転換していく視点が、採用競争力の土台になります。

社名検索で何が出ているか、ここしばらく確認していない方は、まずシークレットモードで自社名を検索してみてください。そこからすべての対策が始まります。

ネット評判向上ラボが選ばれる理由

よくいただく質問に「他の会社と何が違うんですか」というものがあります。正直、一言では答えにくい。でも一番近い答えを言うとしたら、「消すことだけを目的にしていない」という点だと思います。

最初にやることは、今の検索状況を実際に確認することです。社名・サービス名・担当者名——それぞれで何が出てくるか、サジェストに何が並んでいるか、口コミにどんな投稿があるか。ここを見ずに動いても、どこに手を打てばいいかが分かりません。削除を申請すべきものと、申請しても難しいから別のアプローチが必要なものを、まず分けて考えます。

採用への影響が気になっている会社は多いです。「商談で説明する前に、検索結果を見て引いてしまうお客さんがいるかもしれない」という感覚を持っている担当者の方からのご相談も少なくありません。そういうケースに向き合ってきた経験から、検索の入口を整えることを営業・採用の問題として捉えています。

運営会社である株式会社UCWORLDはSEO・Webマーケティングの仕事をベースにしているため、「とりあえず削除を試みる」だけでなく、検索結果全体の設計を考えながら動けるのが強みです。費用は1キーワードあたり月額30,000円(税別)で、状況に合わせた設計でお伝えしています。センシティブな話を社内外に知られたくない、という方にも、完全非公開で対応しています。

「何ができて、何ができないか」をあいまいにせず伝えることを大事にしています。まずは現在の検索状況を確認したい方は、無料診断・お問い合わせからご連絡ください。最短翌営業日から動ける体制でお待ちしています。

この記事を書いた人

サジェスト対策・風評被害対策に5年以上携わり、SEO、リスティング広告、Web制作などWebマーケティング領域で10年以上の実務経験を持つ。

海外向け事業、中古車、医療系サービス、飲食店、BtoBサービスなど、幅広い業界でWeb集客・検索対策を担当。
検索サジェストの改善、ネガティブキーワード対策、検索結果の印象改善、SEO記事制作など、企業やサービスの信頼性を守るための施策に取り組んでいる。

実務で得た知見をもとに、初めてサジェスト対策や風評被害対策を検討する方にもわかりやすく情報を届けることを大切にしている。

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