EC・D2Cのサジェスト対策|「届かない」「怪しい」を消して購入離脱を防ぐ方法

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この記事でわかること
  • 検索候補のネガティブ表示が購入前の離脱を招く仕組み
  • サジェストが汚染される三つの原因と自社の見極め方
  • 削除申請で対応できるものと難しいものの切り分け方
  • 「届かない」「怪しい」に先回りするサイト内の工夫
  • 対策を外部に依頼する際に確認すべき契約と施策の中身

ECサイトやD2Cブランドを運営していると、ブランド名を検索した瞬間に「届かない」「怪しい」といった言葉が検索候補に並ぶ、という事態に直面することがあります。いわゆるサジェスト汚染です。購入を迷っている段階のユーザーにとって、この一行は商品ページを開く前のブレーキになり、売上とブランドイメージの両方をじわじわと削っていきます。

この記事では、ネガティブなサジェストが表示される原因の整理から、削除申請の進め方、そしてポジティブな検索環境を育てる長期的なブランド保護施策までを順番に解説します。

読み進める前に、自社のブランド名をスマートフォンとパソコンの両方で検索し、表示された候補をそのままスクリーンショットで残しておいてください。現状を記録できているかどうかで、この後の判断のしやすさが大きく変わります。

目次

ブランド検索時のネガティブ表示は危険信号|サジェスト汚染を放置するリスク

ブランド名と同時にネガティブな単語が検索候補に出る状態は、事業にとって分かりやすい危険信号です。多くのユーザーは検索候補を「みんなが調べていること」として受け取ります。そのため、まだサイトを訪れていない潜在顧客に対して悪い第一印象を先に与えてしまい、機会損失とブランド価値の低下が同時に進みます。

やや厄介なのは、検索候補が「その情報が正しいかどうか」を判定した結果ではないという点です。サジェストは検索された言葉の記録であり、内容の真偽までは判定されていません。だからこそ、事実無根でも表示は残り、時間が経てば自然に消えるとは限りません。まずはサジェスト表示対策の基本的な考え方を押さえたうえで、自社の状況を切り分けていくことになります。

編集部

編集部

「うちの商品に問題があるわけではないのに、なぜ?」と感じる方は多いです。まずは原因を決めつけずに、表示されている候補を書き出してみるところから始めてみてください。

「届かない」「怪しい」の表示が引き起こす直接的な売上低下

購入意欲が高まっているユーザーがブランド名を検索し、「届かない」「怪しい」というサジェストを目にすると、詐欺サイトではないか、注文しても本当に商品が届くのか、という疑念が生まれます。商品やサイトそのものに問題がなくても、この疑念はカート投入や決済の直前でユーザーの手を止めます。

失われるのは売上だけではありません。広告費をかけて集めたユーザーが検索候補を見た時点で離れていくため、獲得単価が悪化し、費用対効果の数字にも影響が出ます。広告のクリエイティブやLPを改善しても数値が伸びない場合、原因が検索結果の見え方にあることも考えられます。

ブランドイメージが毀損され信頼を失う長期的リスク

ネガティブなサジェストは、一度定着するとブランドイメージを長期にわたって傷つけます。事実と異なる情報であっても、ユーザーは「多くの人がそう検索している」と受け取り、ブランド全体に不信感を持ちかねません。

影響が及ぶ範囲は消費者だけではありません。卸先やモール担当者、これから応募を考えている求職者も、社名やブランド名で検索します。取引の商談前や採用の応募前に不安を持たれると、そこで話が止まってしまうこともあります。ブランドの再構築には時間もコストもかかるため、早めに手を打つ意味は大きいと言えます。

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なぜネガティブなサジェストが表示されるのか|考えられる3つの原因

サジェストは、検索エンジンが多くのユーザーによって検索されたキーワードの組み合わせを「関連性が高い」と扱うことで表示されます。その背景にはSNSでの評判、偽サイトの存在、第三者による意図的な行為など複数の要因が考えられます。自社がどれに近いのかを把握することが、対策を選ぶ第一歩です。

SNSでの不満や悪意ある口コミの拡散

配送遅延や商品への不満といった個別の投稿がSNSで広がると、問題は一気に大きくなります。「ブランド名+届かない」を含む投稿が増え、それを見た人が同じ言葉で検索することで、検索エンジンはその組み合わせを関連語句として扱いやすくなります。

ここはECならではの注意点があります。セール期や年末年始、テレビやSNSで急に露出が伸びた直後など、注文が集中して出荷が遅れやすいタイミングは、「届かない」という検索が短期間に集中しがちです。一時的なトラブルだったとしても、そのときの検索行動が候補として残り、繁忙期が終わった後も表示され続けることがあります。出荷が落ち着いた頃に検索候補を確認する習慣をつけておくと、異変に早く気づけます。

スマートフォンで検索結果を確認する担当者の様子

自社を騙る偽サイトや詐欺サイトの出現

自社のロゴや商品画像を無断で使い、極端な安売りをうたう偽サイト・詐欺サイトが現れることも、ネガティブなサジェストの原因になります。そこで被害に遭った人が「ブランド名+詐欺」「ブランド名+偽物」と検索するため、候補が汚染されていきます。

ユーザー側は公式サイトと偽サイトを見分けられないことも多く、結果としてブランド全体の信頼性が揺らぎ、公式サイトでの購入までためらわれてしまいます。自社に落ち度がなくても被害が及ぶ、典型的なパターンです。

競合他社や第三者による意図的な風評被害の可能性

可能性としては高くありませんが、競合他社や悪意を持つ第三者がネガティブなキーワードを繰り返し検索し、候補を汚染しようとするケースも指摘されています。いわゆるネガティブSEOと呼ばれる手法の一種です。

ただし、外部から原因を特定することは容易ではありません。「誰かの嫌がらせだ」と決めつけて動くと対策の方向を誤るため、可能性のひとつとして頭に置きつつ、実際の投稿状況や偽サイトの有無といった確認できる事実から順に見ていくのが現実的です。誹謗中傷・サジェスト汚染対策の進め方も合わせて確認しておくと、判断の材料が増えます。

【ステップ1:緊急対処】ネガティブなサジェストの削除申請の方法

ネガティブなサジェストが表示された場合、まず検討するのが検索エンジンへの削除申請です。GoogleやYahoo!は、不適切な検索候補について報告や削除依頼を受け付ける窓口を用意しています。権利侵害や各社のポリシー違反にあたると判断されれば、該当する候補が表示されなくなる可能性があります。

ただし、申請すれば必ず消えるというものではありません。判断基準や運用は各社に委ねられており、フォームの名称や項目も変わることがあります。申請前に、Google 検索ヘルプで案内されている最新の手順を確認しておくと、無駄な手戻りを避けやすくなります。

Googleの検索候補について削除を申請する流れ

Googleの場合は、法律に基づく削除に関する報告フォームから申請します。削除を希望する検索候補、表示される国、そして権利侵害の具体的な内容を選び、その理由を詳しく記述して送信するという流れです。

申請が認められれば該当する候補は表示されなくなりますが、すべての申請が通るわけではありません。「印象が悪いから消してほしい」という主張だけでは難しく、どの権利がどのように侵害されているのかを具体的に示す必要があります。申請時点でどう表示されていたかを示すスクリーンショットは、必ず日付が分かる形で残しておいてください。

Yahoo!の検索候補について削除を依頼する流れ

Yahoo! JAPANの場合は、検索サービスに関する問い合わせ窓口から削除を依頼します。検索結果や関連検索ワードに関する項目を選び、問題のキーワード、表示されている状況、削除を希望する理由を具体的に入力します。

その後、同社のガイドラインに沿って審査が行われ、プライバシー侵害や名誉毀損などが認められた場合に削除が実行されます。Googleと同様、申請内容の正当性と説明の具体性が重要になります。

自社での申請が通らない場合に検討される法的手段

検索エンジンへの直接の申請が認められない場合、法的な手段が選択肢に入ります。具体的には、弁護士に相談したうえで、送信防止措置の請求や裁判所への仮処分の申し立てを検討する流れです。裁判所が権利侵害を認めれば、事業者側がそれに応じて対応する可能性が高まります。

ここは法律の専門家の領域であり、対策会社が代理で行える範囲ではありません。名誉毀損やプライバシー侵害に該当するかどうかの判断も含め、風評被害に詳しい弁護士へ相談することが前提になります。

【ステップ2:根本改善】ポジティブな検索候補を育てるブランド保護施策

削除は、あくまで目の前の症状を抑える対処です。再発を防ぐには、ブランドに関する健全な情報を増やし、ユーザーの検索行動そのものを変えていく施策が必要になります。公式情報を整え、良質な口コミを集め、発信を続けることで、検索環境は少しずつ健全な方向に戻っていきます。

公式サイトの情報を充実させて企業の信頼性を高める

ユーザーが不安を感じたときに最初に訪れるのは公式サイトです。会社概要、沿革、代表者からのメッセージ、特定商取引法に基づく表記、プライバシーポリシーなどを明確に掲載し、運営者が誰なのかをはっきり示すことが信頼回復の土台になります。

あわせて、ブランドのこだわりや製品開発の背景をコンテンツとして発信すると、ユーザーの共感につながります。「どんな人がつくっているのか」が見えるだけで、怪しさの印象は和らぎます。

良質なレビューや口コミを集める仕組みを作る

実際に商品を使った顧客の声は、他のユーザーにとって判断材料になります。購入後のフォローメールでレビュー投稿を案内するなど、自然に声が集まる仕組みを整えておきましょう。

クーポン付与などのキャンペーンを行う場合は、投稿内容の自由と公平性が保たれるよう配慮が必要です。好意的な内容を条件にするような運用は、表示に関する法令上の問題につながるおそれがあります。集めた声が誠実であることが、結果としてブランドを守ります。

SNSやプレスリリースでポジティブな情報を発信する

新商品の情報、メディア掲載、取り組みの紹介、顧客からの良いフィードバックなどを、SNSアカウントやプレスリリースで継続的に発信します。ブランドに関する健全な情報が増えれば、ユーザーが目にする情報の構成も変わっていきます。

検索候補は、ユーザーの検索行動の集計結果なので、発信を通じて行動が変われば表示も変わりうるということです。短期間で結果が出るものではありませんが、削除申請と並行して進める価値のある施策です。

【ステップ3:離脱防止】検索後のユーザーを安心させるサイト内での工夫

ネガティブなサジェストを見ながらも、それでもサイトを訪れてくれたユーザーがいます。この層を購入まで導けるかどうかは、サイト内の情報提供で決まります。配送や連絡先を明確にし、想定される疑問に先回りして答える設計に変えていきましょう。

配送状況や連絡先を明確にして「届かない」不安を払拭する

「届かない」という候補への対策として有効なのは、配送に関する情報を具体的に示すことです。注文から発送までのおおよその日数、利用する配送業者、発送後の追跡番号の案内などを明記します。繁忙期や天候による遅延の見込みも、事前に伝えておくほうが問い合わせも不満も減ります。

電話番号やメールアドレス、問い合わせフォームをサイトの分かりやすい位置に掲載し、連絡が取れる体制であることを示すことも重要です。連絡先が見つからないサイトは、それだけで不安の材料になります。

FAQページで「偽物」「怪しい」という疑問に先回りする

ユーザーが検索しそうな「偽物」「怪しい」といった疑問には、FAQページで先に答えておきます。公式サイトと偽サイトの見分け方、正規品の見分け方、正規取扱店の一覧といったコンテンツを用意し、誠実に情報を開示します。

自ら疑問に向き合う姿勢を見せること自体が、企業としての信頼性の証明になります。触れずに隠すよりも、正面から説明したほうが不安は小さくなります。

公式サイト上で偽サイトへの注意喚起を分かりやすく掲載する

偽サイトや詐欺サイトの存在が確認できている場合は、トップページなど目に入りやすい場所で注意喚起を行います。偽サイトの特徴やURLを示し、自社とは一切関係がないことを明確に伝えます。

ユーザーを被害から守ろうとする姿勢は、そのまま公式サイトへの信頼につながります。掲載後は問い合わせが増えることもあるため、対応窓口の準備と合わせて進めるとスムーズです。

自社での対応は難しい?サジェスト対策を外部に依頼する選択肢

サジェスト対策には検索エンジンの挙動に関する知見や運用の経験が必要で、社内リソースだけでは進めにくい場面もあります。急いで手を打ちたい場合は、対策を専門とする会社への依頼も選択肢になります。ただし費用は発生し、依頼先の見極めも必要です。メリットと注意点の両方を理解したうえで判断してください。

外部に依頼することで得られるメリット

最大の利点は、現状把握から施策の実行までを任せられることです。どのキーワードが影響しているのか、削除申請で対応できる可能性があるのか、それとも検索上の見え方を整えるべきなのか。この切り分けを経験に基づいて判断できるかどうかで、進み方は大きく変わります。

担当者が本来の業務に集中できる点も見逃せません。また、名誉毀損の判断や裁判所への申し立てといった法的手続きは弁護士の領域になるため、必要に応じて専門家との連携を前提に進められる体制かどうかも確認しておくとよいでしょう。実際の進め方は導入事例も参考になります。

依頼する場合に注意すべき点

当然ながら費用が発生します。対象キーワードの数や難易度、対策期間によって金額は変わるため、何にいくらかかるのかを事前に整理しておく必要があります。

また、施策の内容を明らかにしないまま契約を求める事業者には注意が必要です。「必ず消えます」と言い切る説明があった場合は、いったん立ち止まってください。検索候補の表示は最終的に検索エンジン側の判断に左右されるため、結果を保証できる性質のものではありません。契約内容を確認せずに進めると、効果が見えないまま費用だけが積み上がるおそれがあります。

信頼できる依頼先を選ぶための3つのポイント

  • 実績と事例:自社に近いケースを扱った経験があるか、どこまで説明できるか
  • 料金体系と契約内容:課金の考え方、期間、解約条件が事前に明示されているか
  • 施策内容の説明:どんな手順で何を行うのか、できないことも含めて話してくれるか

この3点のうち、実務でとくに差が出るのは3つ目です。できることだけを並べる説明より、対応が難しい部分にも触れてくれる相手のほうが、進めた後の認識のずれが少なくて済みます。

EC・D2Cブランドのサジェスト対策に関するよくある質問

ここでは、EC・D2C事業者から寄せられることの多い質問をまとめました。

「怪しい」「届かない」はどのくらいの期間で消えますか?

原因や検索エンジン側の運用によって異なるため、一概には言えません。削除申請が認められた場合は比較的短期間で表示が変わることもありますが、根本的な原因の解消やポジティブな情報の浸透には時間がかかります。数か月単位で見ておくほうが現実的です。

対策を依頼した場合の費用はどのくらいかかりますか?

対象キーワードの数、難易度、対策の範囲によって変わります。ネット評判向上ラボのサジェスト表示対策は1キーワードあたり30,000円で、まずどのキーワードに手を入れるべきかを整理したうえでご案内しています。見積もりの段階で「何に対する費用なのか」がはっきりしているかどうかを、比較の基準にしてください。

ネガティブな候補を消すだけでなく、良い言葉を表示させることもできますか?

ブランドイメージにつながる言葉が表示されるよう働きかける施策もあります。守りの対策と並行して進めることで、ブランディングの一環としても機能します。ただし表示のされ方は検索エンジンの判断に左右されるため、狙った言葉が必ず出ると約束できるものではありません。

相談したことが社外に知られませんか?

ご相談内容は非公開で扱います。ブランドの評判に関わる内容は社内でも共有範囲が限られることが多いため、進め方や連絡方法についても事前にご相談いただけます。

まずは現在の状況をお聞かせください|無料相談フォーム

まとめ

EC・D2Cブランドにおけるサジェスト汚染は、売上と信頼の両方に影響する問題です。対処の順序としては、まず削除申請などで直接的な被害を抑え、同時に公式情報の整備や口コミの収集、継続的な発信で検索環境そのものを育てていくことになります。

あわせて、サイトを訪れたユーザーの不安に答えるサイト内の工夫も欠かせません。配送情報の明示やFAQの整備は、今日から着手できる施策です。自社での対応が難しい場合は外部の力も選択肢に入れつつ、優先順位をつけて進めていきましょう。ほかの事例や考え方はコラム一覧でも紹介しています。

ネット評判向上ラボが選ばれる理由

ネット評判向上ラボが選ばれる理由は、ネガティブな情報を「消す」ことだけを目的にしていない点にあります。まず行うのは現状の調査です。ブランド名や社名での検索結果、サジェスト、関連ワード、口コミ、記事の表示状況を横断的に確認し、どの情報が購入前の離脱や商談、採用の場面に影響しているのかを整理します。

そのうえで、削除申請で対応できる可能性があるものと、削除が難しいため検索上の見え方を整えるべきものを分けて判断します。この切り分けを最初に行うことで、無駄なコストや過度な期待を避けやすくなります。ECやD2Cの場合は、配送や偽サイトなど原因が事業側の運用と結びついていることも多いため、サイト内の情報設計まで含めて改善案をお伝えします。

検索状況の調査結果を確認しながら相談を行う打ち合わせの様子

運営会社である株式会社UCWORLDは、SEO・Webマーケティング支援で培った知見をもとに、単発の対処ではなく再発しにくい情報設計まで見据えた改善を重視しています。できること・できないことを最初にお伝えし、判断の材料をそろえたうえで進めるのが基本方針です。社内外に知られたくないセンシティブなご相談も、完全非公開・守秘義務を前提に対応します。

現在の検索状況を確認したい段階でも構いません。無料診断では、ブランド名でどのような候補が表示されているかを整理し、優先して手を入れるべきキーワードをご案内します。サジェスト表示対策は1キーワードあたり30,000円です。無料診断のお問い合わせからお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

サジェスト対策・風評被害対策に5年以上携わり、SEO、リスティング広告、Web制作などWebマーケティング領域で10年以上の実務経験を持つ。

海外向け事業、中古車、医療系サービス、飲食店、BtoBサービスなど、幅広い業界でWeb集客・検索対策を担当。
検索サジェストの改善、ネガティブキーワード対策、検索結果の印象改善、SEO記事制作など、企業やサービスの信頼性を守るための施策に取り組んでいる。

実務で得た知見をもとに、初めてサジェスト対策や風評被害対策を検討する方にもわかりやすく情報を届けることを大切にしている。

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