- 「もっと深掘りしてみましょう」が表示される仕組み
- 公式設定でオフにできない現状と代わりに使える回避策
- スマホで従来の検索結果に戻すための操作手順
- AIの提案と通常の検索候補で対処法が変わる理由
- ネガティブなサジェストに申請で臨むときの判断軸
まず整理しておきたいのは、消したいものが「AIが出す提案」なのか「検索窓に出てくる候補」なのかという点です。ここを取り違えると、対処法の選び方ごとずれてしまいます。
Googleで検索したときに画面上部へ現れる「もっと深掘りしてみましょう」という表示。便利に感じる人もいますが、「目的のサイトが下に押し下げられて邪魔」と感じる声も少なくありません。この記事では、この表示の正体と、今すぐ試せる非表示にする方法、スマートフォンでの手順までをまとめます。
あわせて、企業名や個人名と一緒に表示される通常の検索候補(サジェスト)との違い、ネガティブな候補が出ている場合の削除申請の考え方についても触れていきます。
検索結果に表示される「もっと深掘りしてみましょう」の正体とは?
検索結果の上部に出てくる「もっと深掘りしてみましょう」は、Googleが導入した生成AIによる検索機能の一部です。入力したキーワードに対してAIが関連情報を要約したり、次に調べるとよさそうな検索の候補を提案したりする役割を持っています。
従来のように「リンクの一覧が並ぶ」検索結果とは性質が異なり、AIが主体になって情報を整理して見せる新しい表示形式だと考えるとわかりやすいでしょう。検索窓に文字を打ち込んだ段階で出てくる候補とは、別の仕組みです。企業名の検索候補そのものが気になっている場合は、サジェスト表示対策のページで扱っている内容が近くなります。
編集部
消したいものが「画面のAI表示」なのか「検索窓のサジェスト(候補)」なのかで対処法が異なります。まずはどちらでお困りか整理した上で読み進めてみてください。
GoogleのAI検索機能「AIによる概要」に付随する表示
「もっと深掘りしてみましょう」は、Googleの「AIによる概要(AI Overviews)」と呼ばれる機能に関連した表示です。入力されたキーワードの意図をAIが読み取り、Web上の複数の情報をまとめて、簡潔な要約を検索結果の最上部に生成します。
質問への直接的な答えを示したり、複雑な事柄を平易に整理したりすることが目的とされています。その概要の下や関連部分に、追加で調べるための質問候補として「もっと深掘りしてみましょう」が並ぶ、という構造です。
従来の検索結果が見づらく「邪魔」と感じる理由
AIによる概要は便利な場面もある一方、邪魔だと感じられる理由もはっきりしています。AIが生成した回答が画面の大部分を占めるため、これまで見慣れていたウェブサイトのリンク一覧までスクロールが必要になるからです。
特定のサイトを直接開きたいとき、あるいは複数の情報源を自分で読み比べたいときには、要約が余計な情報になってしまいます。画面の狭いスマートフォンでは、この影響がより大きく出ます。
【結論】AI表示を完全にオフにする公式設定は用意されていない
本記事の執筆時点では、「もっと深掘りしてみましょう」や「AIによる概要」といったAI機能を、アカウント設定から完全にオフにする公式の選択肢は提供されていません。AI Overviewsは2025年半ばに試験機能から検索のコア機能へ正式に格上げされており、Google公式ヘルプでも「無効化はできない」と明記されています。
そのため、非表示にしたい場合は、後述する回避策や代替手段を使うことになります。検索機能の仕様は予告なく更新されることがあるので、現在の挙動や設定項目についてはGoogle 検索ヘルプもあわせて確認しておくと判断しやすくなります。
いますぐ試せる「もっと深掘りしてみましょう」を非表示にする3つの対処法
完全な無効化はできませんが、一時的に、あるいは継続的に表示を避ける方法はあります。PCやブラウザで使える代表的な3つを見ていきましょう。それぞれ手間と確実性が違うため、使う環境に合わせて選ぶのが現実的です。
対処法1:検索結果の「ウェブ」タブを選んで一時的に隠す
もっとも手軽なのは、検索結果画面の上部にある「ウェブ」タブをクリックする方法です。検索直後は通常「すべて」が選択されており、そこにAIによる概要が表示されます。
「ウェブ」に切り替えると、AI生成のコンテンツが外れ、従来どおりリンク中心の検索結果だけが並びます。ただし検索するたびに切り替えが必要なので、あくまで一時的な対処です。
対処法2:【PC向け】ブラウザ拡張機能でAI表示をブロックする
PCでChromeなどのブラウザを使っているなら、AIによる概要の表示を隠すことを目的とした拡張機能を導入する方法があります。毎回タブを切り替える手間がなくなり、従来の検索画面を維持しやすくなります。
導入自体は各ストアから数クリックで済みますが、開発元や権限の内容、更新が止まっていないかは自分で確認したうえで判断してください。業務用の端末では、社内の利用ルールに反しないかも先に確かめておくと安全です。
対処法3:検索エンジンにUDM=14パラメータを設定する(PC・現在最も確実な方法)
Googleが「ウェブ」タブ表示を呼び出す際に使用している内部パラメータ「udm=14」を、ブラウザの検索エンジン設定に登録する方法です。Chromeの場合、「設定」→「検索エンジンとサイト内検索の管理」から、検索キーワードのURLの末尾に「&udm=14」を付けたカスタム検索エンジンを追加し、既定の検索エンジンに設定します。これにより、アドレスバーからの検索が常にAI概要なしの「ウェブ」タブ表示になります。
以前は「Search Labs」の「AI Overviews and more」という項目でオン・オフを切り替えられましたが、2025年半ばにAI Overviewsが正式な標準機能へ移行して以降、この設定は効果がなくなっています。Search Labsで対応している実験は、あくまで一部の新しいAI検索機能に限られる点に注意してください。
【スマホ向け】iPhone・AndroidでAIによる概要を表示させない手順
スマートフォンでも、AIによる概要を避けて従来の検索結果に近い表示にすることができます。PCと同じく完全なオフ設定はありませんが、操作自体はとても簡単です。

Googleアプリ・Chromeで「ウェブ」検索を使う方法
iPhoneやAndroidのGoogleアプリ、Chromeブラウザでも、検索結果画面のタブを切り替えればAIによる概要を外せます。検索バーの下に並ぶ「すべて」「画像」「動画」などの中から「ウェブ」をタップしてください。
これでAIの要約が除かれ、ウェブサイトへのリンクを中心とした表示に切り替わります。検索の都度必要な操作ですが、画面の狭いスマホで一覧性を確保するには実用的な手段です。
通常の検索サジェスト(検索候補)を削除したい場合
AIの提案とは別に、検索窓にキーワードを入力した瞬間、不都合な言葉が候補として並んでしまうケースがあります。企業名や店舗名、個人名と組み合わせて表示されると、取引先や求職者の目にも触れるため、風評被害につながりかねません。
AI由来の表示は自分の画面側で回避できますが、検索候補の問題は情報の出方そのものに手を入れる必要があります。同じ「消したい」でも、必要な打ち手はまったく違います。
「もっと深掘りしてみましょう」と通常の検索候補は仕組みが違う
「もっと深掘りしてみましょう」は、検索結果が表示されたあとにAIが生成する追加の質問候補です。一方、通常の検索候補(オートコンプリート)は、他のユーザーの検索傾向やトレンドをもとに、入力の手間を省くために示される予測キーワードです。
表示されるタイミングも、生成のもとになるデータも違います。つまり、検索候補の問題を解決したいなら、AI表示への対処とは別のアプローチが必要になるということです。

企業名や個人名に関するネガティブなサジェストへの対応
企業名や個人名と一緒に、事実無根の中傷やネガティブなキーワードが検索候補として表示される「サジェスト汚染」は、AI機能の非表示設定とは別の対応が必要です。Googleへの削除申請の具体的な手順や、申請が承認されなかった場合の対処法については、Google検索サジェストを非表示にする方法【Chrome/削除申請】で詳しく解説していますので、そちらをご確認ください。
申請の前に「どのキーワードで、いつ、どんな候補が出たか」をスクリーンショットで記録しておくことが、その後の判断材料になります。検索候補は日によって変動するため、あとから状況を再現できないことが珍しくありません。具体的な進め方は誹謗中傷・サジェスト汚染対策のページでも整理しています。
企業担当者が見落としがちな「AI表示と評判」の関係
ユーザー側から見れば「邪魔なAI表示」ですが、情報を出す企業側から見ると、話は少し変わります。検索結果の1画面に占める要素が増えたことで、自社サイトが以前より下の位置に見えるようになった、と感じている担当者は多いはずです。
社名で検索したときに、公式情報より先に第三者の書き込みや推測混じりのまとめ記事が目に入る状態が続けば、問い合わせや採用の場面で余計な説明が必要になります。AI表示を消すかどうかという話とは別に、自社について検索したときに何がどう見えているかを定期的に確認しておく価値はあります。
「もっと深掘りしてみましょう」に関するよくある質問
この表示はウイルスや不具合ですか?
いいえ、ウイルスや不具合ではありません。Googleが正式に導入した「AIによる概要」という検索機能の一部で、関連情報の要約や追加の質問を提案するために表示されています。セキュリティ上の心配をする必要はありません。
スマホのGoogleアプリで完全に消す方法はありますか?
執筆時点では、Googleアプリ側でAIによる概要を完全に無効化する公式設定はありません。検索結果が出たあとに検索バー下の「ウェブ」タブをタップすれば、その検索に限ってAI生成の表示を外すことができます。
なぜ急に表示されるようになったのですか?
Googleが検索エンジンに生成AI技術を統合し、新しい検索体験として提供を開始したためです。2024年から段階的に試験運用され、2025年半ばには正式な標準機能として全ユーザー向けに展開されました。
まとめ
「もっと深掘りしてみましょう」や「AIによる概要」は、公式設定で完全にオフにすることはできません。それでも、検索結果の「ウェブ」タブを選べば一時的に隠せますし、PCならブラウザの拡張機能で継続的にブロックすることも可能です。スマホでもタブの切り替えで対応できます。
一方で、検索窓に出てくる通常の検索候補は仕組みが別で、ネガティブな表示が続く場合は削除申請や、検索上の見え方を整える対策が必要になります。自社名で検索したときの表示が気になっているなら、まず現状を記録することから始めるのが確実です。
どこまでが自分の画面設定の話で、どこからが情報の出方の問題なのか。この線引きができれば、対策にかける手間もコストも無駄になりにくくなります。

ネット評判向上ラボが選ばれる理由
ネット評判向上ラボが選ばれるのは、ネガティブな情報を「消す」ことだけを目的にしていないからです。相談を受けたら、まず現状調査から始めます。検索結果、サジェスト、関連ワード、口コミや記事の表示状況を横断的に確認し、どの表示が営業・採用・問い合わせのどこに影響しているのかを整理します。
そのうえで、削除申請で対応できる可能性があるものと、削除が難しいため検索上の見え方を整えるべきものを分けて判断します。ここを切り分けておくことで、成果の出にくい対策に費用をかけたり、過度な期待を抱えたまま進めてしまうことを避けやすくなります。

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