BtoB SaaSのサジェスト対策|「解約」「使えない」が商談に与える影響と対処法

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この記事でわかること
  • 商談の最終フェーズでサジェストが失注要因になる仕組み
  • 稟議・決裁の場面で決裁者の心証に影響が及ぶ理由
  • BtoB SaaS特有のネガティブサジェストが生まれる背景
  • 原因特定から改善までを進める三段階の対策手順
  • かえって炎上を招く、避けるべき対応の見分け方

読み進める前に、シークレットモードで自社名とサービス名を検索し、いま検索窓に何が並んでいるかを手元で確認しておくと、以降の内容が自社の状況に当てはめやすくなります。

BtoB SaaSビジネスでは、導入検討の最終段階でサービス名が検索されることは珍しくありません。そのときに検索候補として「解約」「使えない」といったネガティブな語が並んでいると、それまで順調に進んでいた商談の温度が一気に下がってしまうことがあります。

この記事では、ネガティブサジェストが引き起こす経営上のリスクから、表示される原因、そして現実的な改善の進め方までを整理して解説します。

目次

知らないうちに商談が破談に?BtoB SaaSでサジェスト対策が急務な理由

BtoBの製品導入は、複数の担当者や決裁者が関与し、慎重な比較検討を経て決まります。特に商談の最終フェーズでは、担当者が稟議にかける前や、決裁者が承認する前の最終確認としてサービス名を検索するケースが少なくありません。

このとき検索窓にネガティブなサジェストが表示されると、検討者に不要な不安や疑念を抱かせます。失注の理由が語られないまま商談が静かに消えるため、企業側は根本原因に気づきにくいのです。顧客は「なんとなく不安だったから」とはわざわざ伝えません。

検索候補がどのように生成されるかについては、Google 検索ヘルプでも仕組みの概要が案内されています。まずはサジェスト表示対策の考え方とあわせて、自社がどの段階にあるのかを把握しておくとよいでしょう。

編集部

編集部

「うちは指名検索が少ないから関係ない」と思われがちですが、BtoBはむしろ検索する人が絞られる分、一人ひとりの印象が商談に響きやすい面があります。

BtoCと違い、BtoB SaaSでは「実際に使う人」と「検索する人」「お金を出す人」が別々であることが多いのも特徴です。日常的に製品を触っている現場担当者なら、ネガティブな語を見ても自分の実感と照らして判断できます。しかし、稟議の途中で初めて名前を見た決裁者には、その判断材料がありません。

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BtoB SaaSのネガティブサジェストが引き起こす3つの経営リスク

サジェストに表示されるネガティブなキーワードは、単なる印象の悪化にとどまりません。商談の失注、稟議の否決、マーケティングコストの増大という3つの観点から、その影響を具体的に見ていきます。

リスク1:商談の最終フェーズで失注する確率が高まる

導入検討が大詰めを迎え、契約直前の段階にある顧客が、念のためサービス名を検索する行動は頻繁に見られます。その際に「〇〇 使えない」「〇〇 不具合」といったサジェストが目に入ると、製品の品質や信頼性に対する疑念が生まれます。

結果として、顧客は導入をためらい、より安全に見える競合サービスへ流れたり、導入計画そのものを見送ったりする可能性が高まります。積み上げてきた営業努力が、最後の局面で崩れかねない状況です。

リスク2:稟議で決裁者の心証を損ない承認が見送られる

現場の担当者が製品を高く評価していても、最終的な承認権を持つ決裁者は、必ずしも製品知識が豊富とは限りません。稟議書を確認する一環でサービス名を検索し、ネガティブなサジェストを目にすると、その語をそのまま受け取ってしまうこともあります。

「この評判のサービスに投資して大丈夫か」という懸念が生じれば、承認にブレーキがかかったり、差し戻しになったりします。担当者が説明を尽くしても、一度抱かれた不信感を払拭するのは容易ではありません。

リスク3:リード獲得の効率が悪化しマーケティング費用が増加する

ネガティブなサジェストは、潜在顧客の段階でも影響します。広告やオウンドメディア経由で興味を持った見込み客が、詳細を知ろうと検索した際に不穏なキーワードが並んでいれば、問い合わせや資料請求へ進むことをためらうでしょう。

コンバージョン率が下がれば、リード獲得単価は上がります。同じ予算を投下しても獲得できるリード数が減り、営業機会の損失と広告費の非効率化が同時に進んでしまいます。

なぜ「解約」「使えない」といったサジェストが表示されるのか?

ネガティブなサジェストは、必ずしも悪意のある誹謗中傷だけで表示されるわけではありません。BtoB SaaS特有のユーザー行動や市場環境が背景にあることも多く、主な原因を3つに整理して理解しておくと、対策の方向を誤りにくくなります。

オフィスでノートパソコンの検索画面を確認する様子

導入検討者が機能や評判を慎重に調査するため

BtoB SaaSの導入は企業にとって相応の投資であり、社内で失敗と見なされる事態は避けたいものです。そのため検討者はメリットだけでなく、デメリットや解約時の手続きまで踏み込んで調べます。「サービス名 解約方法」「サービス名 デメリット」といった検索は、その典型です。

つまり、悪評とは限らない「慎重な調査行動」が積み重なることでも、ネガティブに見えるキーワードがサジェストに現れることがあります。指名検索の母数が大きくないBtoBでは、こうした特定の語だけが目立ちやすいとも考えられます。

実際の利用ユーザーによる率直なフィードバックが増加しているため

IT製品のレビューサイトやSNSが普及し、既存ユーザーが製品やサポートへの意見を発信しやすい環境が整っています。特定機能の使いにくさ、サポート対応への不満、予期せぬ不具合といった声は、他のユーザーや検討者の検索行動にも波及します。

こうしたフィードバックに関連するキーワードが繰り返し検索されると、検索エンジンのアルゴリズムがそれを「関心の高い組み合わせ」として扱い、サジェストに反映することがあります。

元従業員による退職後の情報発信が影響するため

製品そのものの評判とは別に、企業内部の情報がサジェストに影響するケースもあります。元従業員が退職者向けの口コミサイトや個人のSNSで、組織体制や労働環境に関する書き込みを行った場合などです。

その結果、「〇〇社 炎上」「〇〇社 パワハラ」といった、事業内容とは直接関係のないキーワードが表示されることがあります。採用活動にも影響が及ぶ領域であり、誹謗中傷・サジェスト汚染対策の観点からの確認も必要になります。

BtoB SaaSのサジェスト汚染を改善する3ステップの対策法

表示されてしまったネガティブサジェスト(サジェスト汚染)への対応は、順番が重要です。原因の特定、根本的な問題解決、技術的な対策という3段階で考えると、無駄な投資を避けやすくなります。

ステップ1:現状を把握しネガティブサジェストの原因を特定する

第一歩は、現状を正確に把握することです。シークレットモードやプライベートブラウジングを使い、パーソナライズされていない状態で自社名・サービス名を検索し、どのような候補が表示されるかを客観的に確認します。

そのうえで、表示につながっている可能性のあるサイト、ブログ記事、SNS投稿、口コミなどを洗い出します。確認しておきたいのは次の点です。

  • サービス名・社名それぞれで、どの語が並んでいるか
  • 関連ワードや検索結果1〜2ページ目にも同じ話題が出ていないか
  • 情報源が事実か、事実誤認か、意見・感想か
  • 商談・採用・問い合わせのどこに影響しているか

削除申請で対応できる可能性があるものと、見え方を整えるべきものを最初に分けることが、費用対効果を大きく左右します。

ステップ2:製品やサポート体制の改善と情報発信を徹底する

ネガティブな評判の原因が、機能不足やサポート体制の不備にある場合は、根本的な問題解決が欠かせません。「使えない」という声にはUI/UXの改善や機能追加を、「サポートが遅い」という意見には体制や対応プロセスの見直しを検討します。

そして重要なのは、改善の内容と結果を、プレスリリースやオウンドメディア、SNSを通じて継続的に発信することです。検討者が「その不満は解消済みらしい」と確認できる情報が検索面に存在するかどうかで、印象は変わります。

ステップ3:専門的な知見を活かしてサジェストの見え方を整える

根本原因への対処と並行して、すでに表示されているネガティブサジェストへの技術的なアプローチも選択肢になります。検索エンジンのアルゴリズムの特性を踏まえ、不適切な候補が目立ちにくい状態を目指す手法です。

ただし、すべてのキーワードが必ず非表示になるわけではなく、期間や結果は状況によって異なります。依頼を検討する際は、手法の説明が具体的か、できないことも含めて説明があるか、報告の頻度はどうかを確認しておくと安心です。実際の進め方は導入事例もあわせて参考にしてください。

サジェスト対策で絶対にやってはいけないNG行動

対応を急ぐあまり誤った方法を選ぶと、状況をさらに悪化させかねません。企業の信頼を損ないやすい3つの行動を確認しておきましょう。

口コミサイトへの自作自演の投稿

評判を良く見せようとして、従業員や関係者が一般ユーザーを装い好意的な投稿を行う行為は、ステルスマーケティングに該当し得ます。発覚した際には企業の姿勢が問われ、ブランドイメージを大きく損ないます。一時的に評価が上がったように見えても、露見したときの損失は比較になりません。

ネガティブな意見への感情的な反論

SNSやレビューサイトで批判的な投稿を見つけた際に、担当者が感情的に反論したり、高圧的に削除を求めたりするのは避けるべきです。やり取りはスクリーンショットで拡散され、新たな炎上の火種になりかねません。

批判的な意見も、まずは事実関係を確認したうえで冷静に受け止め、公の場での反論は慎重に。必要であれば個別に連絡を取るなど、対応の場を選ぶことが大切です。

問題の根本解決をせず表面的な対策に終始する

サジェストの見え方だけを整え、原因となっている製品の課題やサポート体制の不備を放置するのは、最も避けたい進め方です。表面的な対処だけでは、同じ不満がいずれ別の言葉になって検索窓に戻ってきます。

これでは対策費用が継続的に発生するばかりで、本質的な解決には近づきません。

BtoB SaaSのサジェスト対策に関するよくある質問

SaaSのサジェストに「解約」と表示されると、商談にどれくらい影響がありますか?

影響を数値で示せる公開データはありませんが、商談の最終フェーズで判断を鈍らせる要因になり得ます。稟議の承認者や導入担当者が検索した際に不安を抱き、契約が見送られたり、比較検討が再燃したりするリスクは想定しておくべきでしょう。

BtoB SaaSのサジェスト対策は自社でもできますか?それとも業者に依頼すべきですか?

現状把握や原因特定、製品・サポートの改善と情報発信は、自社で進められる範囲です。一方、サジェストの表示ロジックは複雑で変動もあるため、技術的な対応については専門的な知見を持つ事業者に相談するケースが多くなります。まずは自社でできることを整理してから判断すると無駄がありません。

ネガティブなサジェストが表示された場合、改善までにかかる期間はどのくらいですか?

キーワードの種類や汚染の度合い、情報源の状況によって大きく異なります。即時に消えるものではなく、一定期間の継続的な取り組みが前提になると考えておくとよいでしょう。期間を断定する説明があった場合は、その根拠を確認することをおすすめします。

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まとめ

BtoB SaaSにおいて、検索サジェストは企業の信頼性が映り込む場所であり、商談の成否に静かに関わってきます。「解約」「使えない」といった語は、気づかないうちに機会損失を生み出します。

対処のポイントは、表示を消すことだけを目的にしないことです。原因を特定し、製品やサポートの改善という本質的な取り組みと、検索面での見え方を整える対応を両輪で進める。この順番を守ることが、結果的に最短距離になります。

ネット評判向上ラボが選ばれる理由

ネット評判向上ラボが選ばれる理由は、ネガティブな情報を「消す」ことだけを目的にしていない点にあります。ご相談をいただくと、まず現状調査から始めます。サービス名と社名の両方について、検索結果・サジェスト・関連ワード・口コミサイトの表示状況を横断的に確認し、いま何が、どの画面で、誰の目に触れているのかを整理します。

打ち合わせテーブルで調査結果を確認する担当者2名の様子

そのうえで、削除申請で対応できる可能性があるものと、削除が難しいため検索上の見え方を整えるべきものを分けて判断します。BtoB SaaSの場合、商談の最終フェーズ、稟議、そして採用のどこに効いているのかで優先順位は変わります。営業・採用・問い合わせへの影響まで踏まえて順序を決めるため、過度な期待や不要なコストを避けやすくなります。

運営会社である株式会社UCWORLDは、SEO・Webマーケティング支援で培った知見を持っています。単発の対処で終わらせず、再発しにくい情報設計まで見据えて改善を組み立てられるのは、この視点があるためです。

また、できること・できないことは最初に明確にお伝えします。社内にも取引先にも知られたくないセンシティブなご相談が多い領域のため、完全非公開での運用と守秘義務の遵守を徹底しています。料金は1キーワードあたり30,000円で、対象と範囲を確認したうえでご案内します。

いまの表示状況が対策すべき段階なのか判断がつかない場合も、無料診断のお問い合わせから現状の確認だけでもご利用いただけます。

この記事を書いた人

サジェスト対策・風評被害対策に5年以上携わり、SEO、リスティング広告、Web制作などWebマーケティング領域で10年以上の実務経験を持つ。

海外向け事業、中古車、医療系サービス、飲食店、BtoBサービスなど、幅広い業界でWeb集客・検索対策を担当。
検索サジェストの改善、ネガティブキーワード対策、検索結果の印象改善、SEO記事制作など、企業やサービスの信頼性を守るための施策に取り組んでいる。

実務で得た知見をもとに、初めてサジェスト対策や風評被害対策を検討する方にもわかりやすく情報を届けることを大切にしている。

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