- 顧問契約に含まれる業務と、別料金になる範囲の線引き
- 月額が上下する要素と、見積もりを比べるときの着眼点
- スポット依頼と定額契約のどちらが自社に合うかの判断軸
- 契約書で先に詰めておく条項と、履行を判断する基準
- 削除を狙う投稿と、検索上の見え方を整える投稿の分け方
風評被害の顧問契約とは、ネット上の書き込みと検索結果の状況を継続して確認し、問題が出たときの初動と相談までを月額でまとめて任せる契約です。
単発の削除依頼と違い、「書かれてから探し始める」段階を省けるところが主な狙いになります。一方で月額の幅は広く、監視だけなのか、削除申請や検索上の見え方の調整まで含むのかで中身がまるで変わります。
この記事では、顧問契約に含まれる業務、費用が動く要素、スポット依頼との分かれ目、契約前に詰めておく条項を順に整理します。
読み始める前に、自社名・サービス名・店舗名で検索し、目に入った媒体を手元に書き出しておいてください。必要な契約範囲が具体的に判断しやすくなります。
風評被害の顧問契約とは何をする契約か
継続契約に含まれる業務の型
多くの契約は、ネット監視(モニタリング)、定期の報告書、相談対応、問題発生時の初動という4つで組まれています。呼び方は会社ごとに違っても、この4要素のどこまでが月額に入るかが実質的な中身です。
監視の対象は検索結果だけとは限りません。サジェストや関連ワード、口コミサイト、SNS、求人・転職系のページまで含めるかどうかで、守備範囲は大きく変わります。
単発の削除依頼との性格の違い
スポットの依頼は「この投稿をどうするか」という一点勝負ですが、顧問契約は発見の早さと判断の型をあらかじめ用意しておく契約です。炎上のように短時間で広がる場面では、初動の窓口が決まっているかどうかが差になります。
ただし、顧問契約を結んでも投稿が必ず消えるわけではありません。削除の可否は媒体側の判断や法的な要件に左右されるため、顧問契約でも結果までは保証できません。その前提で範囲を決めておく必要があります。
弁護士による法的対応との役割分担
名誉毀損としての法的評価、裁判手続による削除、発信者情報開示、損害賠償の請求は弁護士の領域です。企業法務の担当者がいない会社ほど、ここを誰に任せるかを先に決めておくと迷いが減ります。
一方、現状調査、サジェストや関連ワードを含む見え方の整理、再発防止を意識した情報の作り方は別の役割です。両方を併用し、案件ごとに振り分ける形が現実的といえます。相談先そのものの選び方に迷う段階であれば、初めての風評被害相談の進め方もあわせて確認してみてください。

編集部
監視の対象が検索結果だけなのか、口コミサイトやSNSまで含むのか。見積もりを比べる前にそこを聞いておくと、金額の差の理由が見えてきます。

顧問契約を検討するきっかけになりやすい状況
毎月のように口コミが書かれる
月に1件でも新しい書き込みが続く状態だと、都度の依頼では社内の判断が追いつきません。誰が見つけ、誰に相談するかを毎回決め直す手間が、そのまま対応の遅れにつながります。
拠点や店舗が複数ある
店舗名ごとに口コミページがある業種では、確認すべきページ数がそのまま増えます。口コミ対策を各店任せにすると対応の質がばらつき、返信の言葉づかいで新たな火種になることもあります。

採用や取引審査で指摘を受けた
面接で候補者から検索結果について聞かれた、取引先の審査で書き込みを指摘された。この段階は、レピュテーションリスクが数字に出始めた合図です。
ネット上の情報は引用・転載されて複製が増えやすく、時間が経つほど元をたどりにくくなります。社名検索だけでなく、サービス名や代表的な商品名での検索結果も併せて確認してください。
なお、個人への誹謗中傷が絡む場面では、法務省の人権相談の案内のような公的な相談窓口も情報として公開されています。民間の支援と公的窓口では扱える範囲が異なるため、状況を整理したうえで使い分けを考えるとよいでしょう。
月額費用の相場と、料金が変わる要素

対応範囲による3段階
公開されている顧問契約の月額水準は幅が広く、監視のみか初動対応まで含むかで桁が変わることもあります。比べるときは金額ではなく、次の段階のどこに当たるかを先に確かめると混乱しません。
| 対応範囲の段階 | 主に含まれる業務 | 月額が上がる要因 |
|---|---|---|
| 監視のみ | 検索結果・口コミサイト・SNSの確認と定期報告書 | 対象キーワード数、確認の頻度 |
| 監視+初動対応 | 上記に加え、削除申請の準備や媒体への連絡、緊急時の相談 | 月あたりの対応件数の上限 |
| 範囲が広い場合 | 上記に加え、サジェスト・関連ワードへの対応や情報設計の支援 | 対象の言葉の数、報告の細かさ |
● 金額ではなく、自社がどの段階に当たるかを先に確かめると混乱しません
対応時間や件数の上限に注意する
定額の契約には、たいてい月あたりの対応件数や作業時間の目安が設けられています。超えた分は追加費用となるのが通常なので、上限と単価の両方を見積書で確認しておきましょう。
報告書の頻度も費用に響きます。毎週の報告が必要なのか、月1回でよいのかを社内で決めておくと、過剰な仕様で高くなるのを避けられます。
相見積もりは「監視するキーワード表」を自社で作ってから
複数社に見積もりを頼むとき、条件を各社任せにすると比較になりません。社名、サービス名、店舗名、代表者名、よく併記される語を一覧にして先に渡すと、同じ土俵の金額が返ってきます。
このとき、報告書のサンプルを1通もらっておくと差がはっきりします。確認した媒体名まで載るのか、件数の集計だけなのかで、同じ「監視」でも手触りはかなり違います。
単発のスポット依頼と月額顧問、どちらを選ぶか
発生件数を軸に比べる
スポット依頼の費用は1件あたりで決まるため、年間の想定件数を掛ければ月額と並べられます。1件あたりの費用×想定件数と、月額×12を並べれば、どちらが自社に合うかは数字で見えます。
| 投稿の発生頻度 | 向いている形 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 年に1〜2件 | スポット依頼 | 1件あたりの費用×件数が月額×12を下回るなら都度で足りる |
| 四半期に数件 | どちらもあり得る | 発見の速さと社内の手間をどこまで外に出すかで決める |
| 毎月発生・拠点が複数 | 月額の顧問契約 | 件数が読めないため、定額のほうが予算を立てやすい |
定額にすると社内の判断が軽くなる
都度契約では、1件ごとに「これは依頼すべきか、費用をかける価値があるか」を社内で判断することになります。この判断そのものが担当者の負担で、結果として様子見が続きやすい部分です。
定額にすれば、迷った時点で相談できます。ただし発生が年に数件程度なら、払った月額に見合う出番がないまま終わることもあります。ここは正直に見積もって比べてください。
現在の検索結果やサジェストの状況から整理したい場合は、ネット評判向上ラボの無料診断をご利用いただけます。契約の前に、どこまでが定額で足りるかの目安を持てます。
契約前に確認しておきたい条件のチェックリスト
契約書と提案書を並べて、次の項目を1つずつ埋めてください。ここが空欄のまま始まると、後から「範囲外です」という食い違いが起きます。
- 監視対象の媒体名(検索結果/サジェスト・関連ワード/口コミサイト/SNS/求人系)
- 監視するキーワードの数と、その内訳(社名・サービス名・店舗名・代表者名)
- 月あたりの対応件数または作業時間の上限と、超過時の単価
- 最低契約期間と解約の条件、解約予告は何か月前か
- 報告の頻度と形式(報告書のみか、打ち合わせを含むか)
- 自社側の窓口と先方の担当者、担当者が変わる場合の引き継ぎ方法
- 削除申請など個別対応が別料金になる線引き
- 守秘義務の範囲と、社外に社名を出さない運用かどうか
成果の扱いと、履行の判断基準
風評被害対策で最ももめやすいのが「何をしてもらえたのか」の評価です。削除の結果は保証できないため、契約上は申請の実施や報告の提出をもって履行とする形が一般的です。
だからこそ、月末に何が提出されるのかを事前に具体化しておきます。確認した媒体、見つかった件数、行った申請、結果と次の提案まで載るかどうかを聞いてください。
削除で対応するものと、見え方を整えるものの切り分け
削除申請で動く可能性があるケース
事実でない記述、個人が特定される情報、媒体の投稿ルールに反する表現などは、送信防止措置の申請や媒体の通報窓口で判断を求める余地があります。
投稿者の特定まで踏み込むなら、発信者情報開示の手続を弁護士に引き継ぐ流れになります。どこから弁護士に渡すのかも、契約時に決めておきたい点です。
削除が難しく、検索上の見え方を整えるケース
感想や評価として書かれた口コミ、事実を含む不利な記事は、削除の対象になりにくいのが実情です。この場合は、検索したときに何が先に目に入るかを整える方向へ切り替えます。
判断の軸は単純です。「削除の根拠が示せるか」「媒体に窓口があるか」「消えなくても困る度合いはどこか」の3点。この順で見ると、費用の配分も決めやすくなります。
広告を使って一時的に上部の見え方を変える方法もありますが、効果の及ぶ範囲には限りがあります。考え方はリスティング広告による風評被害対策の効果と限界で整理しています。
サジェストや関連ワードへの対応
本文が消えても、検索窓に不安をあおる語が並ぶだけで問い合わせは減ります。サジェスト表示対策のサービス内容としては、ネット評判向上ラボでは1キーワードあたり30,000円で、対象の語を選んで進めます。
逆SEOのように上位表示の構成を変える施策も選択肢ですが、単発で押し込むだけでは戻ります。自社で出す情報を整え、再発防止まで含めて設計するのが継続支援の意味です。
契約後の進め方と社内で決めておくこと
現状調査から優先順位づけへ
始まりは現状調査です。社名・サービス名・店舗名で検索結果、サジェスト、関連ワード、口コミサイト、SNSを横断して確認し、何が営業・採用・問い合わせに触れているかを並べます。
そのうえで優先順位をつけ、削除を狙うもの、見え方を整えるもの、当面は記録だけ残すものに分けて進めます。全部を同時に扱わないのが実務のコツです。
投稿を見つけたときの記録
担当者に共有するときは、画面全体を画像で保存し、掲載先のページ名と確認した日付を添えます。投稿は消えたり書き換えられたりする前提で、相談より先に保存しておきます。

窓口と共有範囲
窓口は1人に決め、誰が見つけても、まずその人に集める形にします。社内で話が広がると対応が散らばり、社員が個人名義で反論してしまう事故も起きます。
相談内容を社内外に出したくない場面も多いので、完全非公開での運用と守秘義務の扱いは、最初の打ち合わせで確認しておくと安心です。
継続で任せるか迷っている段階でも構いません。現在の状況を確認したうえで、定額が必要な範囲かどうかからご相談ください。

よくある質問
風評被害の顧問契約は月額どのくらいが目安ですか
公開されている金額は数万円台から数十万円台まで幅があり、監視のみか、削除申請や個別対応まで含むかで変わります。先に対応範囲と想定件数を決め、条件を揃えたうえで複数の見積もりを比べてください。
単発で依頼するのと顧問契約にするのはどちらが得ですか
投稿の発生頻度で決まります。年に数件なら都度依頼、毎月のように書かれる場合や拠点が複数ある場合は定額のほうが予算を読みやすくなります。1件あたりの費用×想定件数と、月額×12を並べて比べるのが早い方法です。
顧問契約を結べば悪い書き込みは必ず消えますか
消えるとは言えません。削除は媒体側の判断や法的な要件に左右されます。難しいと分かった時点で、検索上の見え方を整える方向へ切り替える判断が必要になります。
弁護士の顧問と対策会社の支援は何が違いますか
裁判手続による削除、発信者情報開示、損害賠償といった法的手続は弁護士の役割です。現状調査、サジェストや関連ワードを含む見え方の整理、再発しにくい情報設計は別の役割で、併用して振り分ける形が現実的です。
契約前に何を準備しておくと相談が早く進みますか
対象となる社名・サービス名・店舗名、問題の投稿の記録(画面と日付、掲載先)、影響が出ている場面、社内の窓口担当者の4点です。これだけあれば、初回の相談で優先順位まで話せます。
ネット評判向上ラボが選ばれる理由
ネット評判向上ラボは、書き込みを消すことだけを目的にしていません。まず現状調査として検索結果、サジェスト、関連ワード、口コミサイト、SNSを横断して確認し、どの情報が営業・採用・問い合わせに影響しているのかを整理します。
そのうえで、削除申請で対応できる可能性があるものと、削除が難しいため検索上の見え方を整えるべきものを分けて判断します。ここを分けておくと、成果の出にくい依頼に費用を重ねる事態を避けやすくなります。
SEO・Web集客の視点があるため、単発の対処ではなく、再発しにくい情報設計まで含めて継続支援の形を組み立てられます。サジェスト対策は1キーワードあたり30,000円と明示しており、顧問としての継続費用を考える際の判断材料になります。
できること・できないことは最初にお伝えします。社内外に知られたくない相談も多いため、完全非公開での運用と守秘義務に配慮して進めます。運営会社である株式会社UCWORLDは、SEO対策とWebマーケティング支援の知見を活かして検索リスクの改善を支援しています。
まずは無料診断で、現在の検索結果とサジェストの状況をご確認ください。顧問契約が必要な段階かどうかの整理から、一緒に判断します。

